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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

ライナーノート アガルタ通信CD

『アガルタ通信』ライブ@釧路ジスイズ2005年10月8日(完全版)
これは架空ライナー・ノートではありません。ちゃんと存在するCDのことを書いています。


『アガルタ通信』初のCDである。しかも3枚組だ!。今まで何度もライブをやって来て録音もしてきたが、CDとして発表しようとは思わなかった。しかし今回の釧路『ジスイズ』でのライブは、そのライブが実現出来たこと、このライブに色々な人達が協力してくれたこと、そしてなにより演奏内容が良かったことなど、様様な要素が絡み合い、どうしても記録として残しておきたくなった。ライナー・ノートも自分で書くことにしたが、さすがにCDに添付すると赤字になるのでブログ内のフリー・ページで済ませることにした。豪華ブックレットとはいかないが、ご了承下さい。
さて、この釧路『ジスイズ』でのライブだが、dsの樋口千里が釧路に転勤になってから、絶対『ジスイズ』でライブをやりたいと思っていた。それほど『ジスイズ』は我々ジャズ・ファンの間では特別な存在だった。それは過去に出演したミュージシャンをみてみれば一目瞭然だ。なんとか出演したいと思い、2005年の夏にデモMDを送って出演させてくれるように手紙を書いた。その話を聞いてくれた『ガイア』の勝子さんが直接『ジスイズ』小林さんに電話してくれて速攻で日程を決めてくれた。これには驚いた。アッという間に10月8日釧路『ジスイズ』ライブがきまったのだ。勝子さんはセーラー服の高校生時代から『ジスイズ』に出入りしジャズを『ジスイズ』で学んだらしい。ライブは決まったものの釧路には俺達『アガルタ通信』を知っている人がいないので、どれだけお客さんが集まるか全くわからなかった。千里dsが釧路在住とはいえ友人が全部音楽ファンとも限らない。ところが釧路には道東管隊という『渋さ』モードのバンドがあり、その人達が沢山集まってくれていた。このCDでもライブを盛り上げる彼らの声があちこちに収録されている。ホントにありがとう!!

DISC 1 :Directions ~ Bitces Brew
    Voodoo Down
    Sleep Walk
    Jack Johnson

DISC 2:Turnaroundphrase
    Sivad
    Spanish Key

DISC 3: Blues
    Naadam 


さて、このCDに録音されている演奏について若干コメントさせていただきます。今回はDATのワン・ポイント録音のため、編集作業が不可能だったので、ライブ演奏そのまま、しかも曲間のMCやらメンバー間の打ち合わせ等も全部はいっている。しかも曲のクレジットも入れていないので普通のCDのように曲を飛ばすことが出来ない(笑)。たっぷり2時間40分楽しんで下さい!3枚のCDに収められた演奏はここ数年間の『アガルタ通信』の集大成と思って頂いても良いと思う。だた残念なのはサックスのファビオ・ランベッリがイタリアに帰国中で彼のサックスが聴けないことだ。またそのうち良い演奏のライブがあったらCDを出すので、ファビオ・ランベッリのサックスは、その時までお楽しみに。Disc1 は『Directions』で始まる。これは我々のライブではお馴染みのオープニング・ナンバーだ。69年頃からマイルスはライブで最初にこの曲を演奏していた。ウォーミング・アップには最適の曲だ。頭から山田賢のギターがトンガリまくる!この瞬間、今日のライブは凄くなると確信した。西村伸雄のtpが突き刺さるように入ってくる。西村は当日、釧路に来る途中、車で飛ばし過ぎて違反キップを切られたばかりなので、気合が入っている(笑)濱雅寛のギターも唸りまくる。何故かといえば札幌から釧路までズっと運転し続けて疲れ過ぎてハイになっていたからだ。『BitchesBrew』に移るのは瀬尾高志のベースが導く(車の中で寝ていたのでやたら元気だ)既に7年間も『BitchesBrew』を演奏しているのでホントに自由に演奏出来る。しかも全員、この曲に関しては自信もある。(続く)


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